2010年3月13日土曜日

ロスト・シンボル



舞台はワシントンD.C.。 「24」のシーズン7の舞台でもあり、「東のエデン」の物語の始まりの地でもある。そこで、ロバート・ラングドンが謎を解きながら、友人を助け、古の知恵の謎を明かにするというもの。24ではなく12。たった一晩の話なのですが、読むのは結構大変でした。

ワシントンにはあまり興味もなく、ホワイトハウスがあるだけかと思っていたのですが、そうではないらしい。内容については、フリーメイソンや古の知識、アメリカの歴史、建築、そして宗教のウンチクに圧倒され楽しめる。

でも、精神エネルギーとか、分子が精神に反応するだとか、そういうことを書かれるとひくしかない。現時点でTOE(Theory of Everything)と考えられているストリング理論も昔の本には書いてあるそうで、10次元時空のうち我々が住む3+1次元時空を除いた残りの6次元のコンパクト化についての解説もあるとか。あと、最後の場面でのピーター・ソロモンの反応、立ち直り方がどうも違和感がある。ネタバレになるのでこれ以上は書きませんが。

ワシントンのガイドブックとフリーメイソンの解説にはいいと思います。映画化も決まっているそうなので、見にいくかもしれません。ワシントンの街並みや建築群を楽しめるだろうし。

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