2011年7月29日金曜日

お台場合衆国2011


先日の火曜日にフジがやっているお台場合衆国のサウザンドサニー号を見にいってきました。朝8時に出発し、お台場についたのが10時15分前ぐらい。10時開場のようですが、平日にも関わらず結構(サンサン合衆国の)ゲートの前に人が待っていました。まずは、日本科学未来館のプラネタリウムの「Birthday」の予約をとるためにそちらにむかうと、こちらも5分前ですでに100人ぐらいの列。さすがに平日とはいえ、夏休みなのでこんなものなのでしょう。

プラネタリウムは120名のキャパで、先着順に好きなプログラムの予約をとるのですが、あと14名のところで私の家族は11時の開演の初回の予約を取ることができました。それからしらばく、通常展示を見学し、深海6500とか、スーパーカミオカンデのフォトマルとか、日本全国800か所の地震計の(30分遅れの)リアルタイムな様子、空から降ってくる宇宙船の泡箱での軌跡のリアルタイム観測などを楽しみました。説明の方もいて、結構勉強になります。

肝心のプラネタリムのほうは、地球と月、太陽系の出来る過程から始まり、最後は宇宙の銀河の分布が不均一な様子を3D(赤と青のメガネの簡単版)で見せてくれて、前半は眠かったですが、3Dをフルにつかって銀河が飛んでくる様子など楽しめました。小学生の団体も歓声をあげているし、娘も銀河を取ろうと腕を振りまわしているし。ただ、大平氏のメガスターがどんなものか見たかったのですが、3Dメガネを外したあとの最後の一瞬だけ。別のプログラムを見る必要があります。

プラネタリウムのあと、お台場合衆国に向かうと、ちょうどAKBの渡り廊下走り隊が歌っていました。サウザンドサニー号に乗るため、1500円のチケットを買い、待ち時間70分といわれ少しひるみましたが、結構行列の流れが速く40分ほどで乗ることができました。もちろん大したことはないのですが、毎朝めざましテレビを見ながら「行きたい、行きたい」といっていた娘は満足した模様。あとは、悪魔の実「ゴムゴムの実」のお菓子を買い、ゴムゴムのソフトクリームを買っておしまい。どちらも私は食べていないのですが、娘はソフトは完食しましたが、ゴムゴムの実は一個食べてそれから手を出さないので、いまいちなようです。

また、未来科学館に戻り、IBMのワトソンや子供むけの実験などを楽しんで、4時には出発。それほど混むこともなく、まあまあ楽しめた一日でした。

2011年7月3日日曜日

複雑ネットワーク入門


ネットワーク科学の教科書は、増田氏と今野先生の「複雑ネットワークの科学」がしばらくユニークソリューションであったのですが、この教科書は同じく今野先生が井出氏と書かれたもの。内容的には、5章までは、書き方が物理っぽかった増田氏とのものとは違い数学チックである他は扱う題材はほぼ同じ。ネットワークの定義から、スモールワールドネットワークのWSモデルやスケールフリーネットワークのBAモデルの紹介。ランダムネットワークのクラスター係数を厳密に計算するなどの数学的な書き方、ネットワーク科学の現象論的な側面の解説がほとんどないことを考えると、増田氏とのテキストのほうが「入門」としてはいいと言えます。

けれど、6章のしきい値モデルの解説は楽しめました。頂点に乱数をふって、2つの頂点間にリンクをはるかどうかは、その和がしきい値をこえるかどうかで決まる、というだけの単純なモデルなのですが、乱数のふりかたが指数分布なら頂点から生えているリンクの数の分布がべきになることや、ネットワークが階層構造をもつこと、また、クラスター係数、平均頂点間距離の計算など、論理展開を追うのが楽しめる本です。この章はページ数を見ても力が入っているのが分かります。

このテキストを卒論のゼミで使っているのですが、適度に演習問題もあり、学生をいじめるのには使いやすい本でした。

2011年7月1日金曜日

絶品レストラン


友里氏渾身のおすすめレストランのリスト&評価基準やその考え方の解説本。毎朝彼のブログを見ているので、たしかに見たことがあるお店ばかりですが、斜め読みしたところ、楽しめるものでした。私の場合は、ワインといっしょに楽しめるフレンチかイタリアンがいいので、その点では彼の嗜好とは近く参考になります。ここ1年に何度もチェックにチェックを重ねたという点もすばらしい。

客単価2、3万もする鮨や和食にいくことはないですが、京都にいったときに1万以下なら出してもいいかと思えるような記述の割烹のお店とか、シェイノに何かいいことがあっていくことがあれば、2万超のスペシャリテを頼まないといけないとか。前著の「グルメの嘘」のときは、ブログ読んでれば買う価値はないかと思いましたが、この本は持っていればレストランの選択時に役に立ちそうです。ブログにもありましたが、ブログを検索して調べる必要もないのは結構便利。

本の帯に、「食べログに惑わされるな」、とありますが、真理でしょう。でも、人の評価基準はそんなに確固としたものでなく「だまされても幸せなら、それもまた可」かなとも思います。

とりあえず、ちかいうちに、おすすめのレストランにいってみようと思います。