2010年1月25日月曜日

新聞を解約すべきか否か?

日経新聞を十数年購読していて、他紙のように左右どちらかにぶれていない点を評価していたのですが、最近目を通す時間が激減しています。朝は、朝刊を読む前に大学に出かけるし、帰ってきても、なかなか時間をとることができない。でも、日々、確実に朝刊は届くわけで、そして確実にゴミとなる。一方、ネットを使えばニュースは大体分かるし、詳しいことが知りたいなら本を読めばいい。

今日、あるネット記事を見ていて、3月からネット版の日経新聞が始まることを知りました。現在のNIKKEI NETとどこが違うのか、よくわかりませんが月4000円で記事がいつでも読めるのなら、ゴミ問題もなくなるし、新聞自体は解約しようかと思案中です。

一方、本のほうも今年から一気に状況が変わりそうで、面白い。AmazonのKindleなどの電子書籍という媒体に、本を自由に出版でき、かつその報酬(印税)が35%もあるならば、現在の10%で大手出版社から本を出す意味は、かなりあやしくなってきます。もちろん、「岩波」から出すのと、Amazonでの自費出版では、世間での評価は全く違うのですが。いい作品をたくさん売る電子出版に特化した出版社は面白そうです。池田氏のいう「自費出版の時代」の幕開けなのでしょう。

追記:大学の先生なら、講義で配布するテキストを全てネットの自費出版にすれば、お小遣い稼ぎにもなるし、GDPのアップにもなるし、いいですね。2000円の教科書を学生に買わせてで印税200円をもらうのと、1000円の自費出版で350円貰うのだと、学生は1000円安く済むし、先生も150円アップする。すくなくとも、コピーの配布の手間からは開放されるのはありがたいです。もちろん、学生が払わなくなった2000円は、既存の出版社から消え、1000円のうち650円はアマゾンがとるのですが。(ということは、2000円が1000円になるので、数が倍はけないとGDPは減る?)「自費出版の時代」とは、再販制度で守られてきた、出版業界の淘汰の時代でもあります。

2 件のコメント:

KJ さんのコメント...

一般的な家庭に日経新聞が必要かどうかを考えると正直疑問です。
ただ、その他の新聞に載っている記事は、ほぼ全て朝のニュースで扱っているものが殆どです。

というわけで、最近私はどの新聞も購読していません。

S.Mori さんのコメント...

コメントありがとうございます。
私も購読は中止し、オンライン版の日経に切り替えるか、完全に止めます。
けれど、日経はスポーツ欄と書評欄が結構おもしろいので捨てがたい。